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床の間

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久しぶりの建築系で山の現場からですが、今日は大工の仕事で1番難しいというか気を使う場所、『床の間』トコノマです。

文章で説明するのは難しいので簡単に説明すると…

場所的には和室で、大黒柱と仏壇がある所。

一軒家に住んでる人は大体あるでしょう。

普段みんなから大黒柱と呼ばれてる柱はほんとの名称は床柱トコバシラといいます。

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この床柱にいろんな横木(鴨居、敷居、床縁、畳み寄せ、框、なげし、落し掛け、廻り縁等)が刺さっていくと考えてもらってもいいです。

寸法的にも昔からの決まりがあり綺麗な配置を考えた造りになっています。

まぁ僕やったら床柱を2本くらい立てて左右対象の棚等を付けるとかありなんですけどね~

そして床の間の中に庭を造るとか…。

あ~妄想が膨らむ~(>_<)

ありえないですけど…。

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ちなみにこれが鴨居と呼ばれるもので、溝がある鴨居には引き違いの建具(ドア)が付き、溝がないものは、ドアノブの付いている引き戸などが収まるってわけです。

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奥の上に見える木は天井の下地です。

和室と洋室では少しやり方が違いますけど、これは洋室の下地です。

壁にはってある白とオレンジのものは断熱材といって外の壁と中の壁の間に入れるものです。

素材はガラスが綿状になったものでグラスウールといいます。(今問題のアスベストは含まれていません)

効果的には外の熱をなかに伝えにくくしたり、冬は中の熱を外に逃がさないという優れものです。

と、まぁこの辺で・・。

山の現場は天候にも恵まれちゃくちゃくと完成に近づいていっています。

次は引き渡し前の出来立てほやほやの現場が見れるでしょう。
by kentaro-kouno | 2006-06-14 19:05 | 建築系
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